■■■ Installation Art in Akari ART Exhibition of Kusatsu-machiakari yumeakari hanaakari  ■■■
第8回 草津街あかり夢あかり華あかり あかりART展 参加作品
 
インスタレーション・アート 「 光樹 -祈りの空間 」
 
 
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歴史的空間に現代アートの空間装置を挿入するMoNoのインスタレーションアート作品が
今度は関西は琵琶湖のほとりにて披露されました。
 
東海道五十三次の52番目の宿場町として繁栄した滋賀県草津市。
ここは東海道と中山道が唯一に交わる当時の交通の要所でありました。
おそらく多くの人々が行き交い、物資や文化の交流がなされていたことでしょう。
この草津で、毎年秋の夜に2夜限定で催されるのが
「草津街あかり夢あかり華あかり」です。
草津駅前から旧中山道を中心とした約1.5kmにわたる街路がキャンドルでライトアップされます。
また自然遺産・旧草津川での1万灯のあかりを灯す「あかり銀河」や、
国内最大規模の宿場史跡:草津宿本陣のキャンドルライトとお香演出による夜間特別公開の「陰翳礼讃」等
草津が誇る都市資産の魅力を「灯り」を通して体験する催しです。
 
 
MoNoの作品は「あかりART展」の会場の一つ「小汐井神社」での公開でした。
神社の敷地正面の鳥居から右奥への神木へと導くように、3つの「光樹」が設置されました。
その足元には琵琶湖の湖面になぞらえた白い薄布を広げ
和紙製シェードをまとった大量のキャンドルを並べています。
このシェードは昨年の仏モンペリエでの作品「UKIGUMO - floating Clouds」公開時にも
会場演出に使われた「SaSa」です。
今回はエリアを埋め尽くす大群となって
光樹は祈る心が向うシンボルとして輝く白い光とし
SaSaはひとつひとつの私達の心の灯火として穏やかな橙色の光としました。
2つの異なる風合いを持つ灯りが
夜の空間に穏やかな旋律を奏でました。
 
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  • 会期 2011年 11月 4日(金)+5日(土) <5日は雨天のため中止となりました>
  • 点灯時間 18:00~21:00
  • 会場  小汐井神社 境内
  • 入場  無料 
 
<近日中にアーカイブphotoを Galleryページにアップ予定です>
 
 
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2011年 11月 5日(土) 京都新聞 朝刊 第一面
イベントを紹介する記事として 当作品の模様が掲載されました。