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installation art work

1 + 1  (ワン・プラス・ワン)

1 + 1 (ワン・プラス・ワン) Gallery  / 1 + 1 (ワン・プラス・ワン) movie

● 作品について ●

昨年にやはり同会場「根岸なつかし公園・旧柳下邸」にて制作公開されたインスタレーションアート作品 「Snow Yokohama Christmas」 に続くMoNo第2弾のクリスマスのためのデコレーションアートです。今回は前作よりも規模を拡大し、当館の「表玄関前室」の和室と「洋館部1階」の洋室の2室を対比させる造形オブジェを制作設置しました。歴史ある空間と現代アート、和風と洋風、と相対する要素の時空を越えた共存協同をテーマから作品タイトルを「1+1(ワン・プラス・ワン)」と名付け、MoNoが主催するアートイベント「旧柳下邸のクリスマス2012 "アートと過ごすクリスマス”」のプログラムの一つ「アーティストのクリスマス飾り」として公開展示されました。

~ この作品は和室-洋室の2箇所のアートで一作品となるインスタレーションアートです。造形のイメージテーマは日本と西洋それぞれの庭園の雪景色です。~

<「1+1-和室アート (Japanese Style Art)」>

和室アートのイメージは日本庭園です。積み重なる輪状リングは、池の水面に広がる水紋あるいは枯山水の石組みを取り囲む砂紋です。5本のリングの柱は、個性や精神性を強調する非対称な配置で自然界の風景をよりリス的に昇華させる日本の庭づくりのコンセプトになぞらえて配置しました。足元のミラー鏡に映り込む和室の設えとともに「1+1」の「自由」な側面を楽しんでいただけます。

<「1+1-洋室アート (Western Styel Art)」>

ここに設置したオブジェは、クリスマスツリーの定番であるモミの木やヒイラギといった針葉樹を模っています。西洋の整形式庭園が幾何学的対称性を重視するように、複数のオブジェは線を引いたように整然と配置されます。足元のミラー鏡に映り込む旧柳下邸洋室のしつらえと「1+1」の増幅連続する図形の不思議な世界を楽しんでいただけます。

来館者の方はこれら2室の中まで進み、設置された装置オブジェの間を庭園を散歩するかのように自由に歩いていただけます。現代アートの力が宿ったいつもとは異なる旧柳下邸を感じていただけたことでしょう。

● 会場建物について ●

会場となった「根岸なつかし公園 旧柳下邸」は、横浜市環境創造局が管理する建物です。明治初頭より同市にて銅鉄引取商として活躍していた柳下家の邸宅として建設されました。現在は創建当時の姿で復元保存されています。その空間は日本家屋部の東館と西館、そして洋館部と蔵部の4ゾーンで構成されており、同家の当時の隆盛ぶりを今に伝えています。平成14年に横浜市指定有形文化財に認定され、無料にて一般公開されると共に市民の文化交流の場として多様なスタイルで利用されています。

< 概 要 > 

主 催 : 根岸なつかし公園旧柳下邸管理委員会

場 所 :       旧柳下邸 洋館部1F洋間

横浜市磯子区下町11

根岸なつかし公園内

期 間 : 2012年12月03日(月)~24日(月・祝)

09:30~16:30

入館無料

案 内  :   旧柳下邸のクリスマス2012

「アートと過ごすクリスマス」

プログラム1 アーティストのクリスマス飾り

⇒告知ページ