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Temporary pavilion work
草風茶室 - Paper Tea House
● 作品について ●
当作品は公益財団法人:日本建築家協会JIAが第25回横濱建築祭のために募集したデザインコンペティション 『建築家が考えるデザイン茶室 一番小さな交流のかたち』 のために提案した<ユニットシステムの現代茶室>です。入選を果たした本作は、4日間限定にて、2畳の実物サイズで構築し一般公開されました。
主材料は長尺の障子紙。林立させた極細の線材をガイドに、流れるように曲面を作りながら幾つもの層を重ねて領域を築きます。ただそれだけのシンプルな機構ながら、空間を覆う皮膜は、和紙の白さに柔らかな波形で生まれる陰影が重なり、清廉かつ味わい深い表情を見せてくれます。障子紙の透過性と波形の隙間の空隙により、外界の光と気配が内部領域に共存することで、どんなに小さなスペースに設えられても、開放感を味わえる空間となります。
ユニットシステムにより、短時間で何処ででも組立て可能。 部屋広さや形状も自由に設定できます。 茶の湯のためだけではなく、暮らしの中での安らぎの空間として、イベント時のショーブースとしてなど、使う人の自由な発想で世界が広がる現代人のためのデザイン茶室なのです。
。。。草風茶室。。。
そのイメージは 竹林の中の草庵です。
しなやかに林立する若竹の間を縫うように
幾つもの白く柔らかな曲面が重なりあって領域を作ります。
外界と内界の境界線が限りなく果敢なくされたこの空間。
そこは 自然の中で生かされている自身を感じながら
今 目の前にある一期一会と静かに向き合うための場なのです。
● 開催時案内 ● 2014年3月 馬車道・草風茶室 告知
< 概 要 >
2014年 2月 28日 (金)/ 期 間
~ 3月 03日 (月)
みなとみらい線 「馬車道駅」 コンコース内/ 会 場
第25回 JIA神奈川建築WEEK/ 催 事
「横濱建築祭 2014」
茶室デザインコンペティション
建築家が考えるデザイン茶室
「一番小さな交流のかたち」
公益社団法人 日本建築家協会/ 主 催
関東甲信越支部神奈川地域会
(JIA 神奈川)
http://www.jia-kanto.org/kanagawa/event_week/2014/index.html